オフィスで高額な製品やサービスを利用するとき、基本として複数の業者から見積もりをだしてもらい、最も安くてサービスに優れたものを契約します。
それは、複合機を導入するときも同じ。
複合機には購入(買取り)、リース契約、レンタル契約と、3種類の導入方法はありますが、すべて見積もりを提示してもらい、より安くてサービス面に優れた信頼できる販売店を選び必要があります。
そこで今回は、複合機の「リース契約」の見積もりに注目して、確認するポイントをご紹介いたします。s
目次
1.複合機のリース契約の見積もりで確認するポイント
複合機の導入にあたってリース契約を結ぶ場合、複数の販売店から見積もりを提示してもらい、価格やサービスを比較する必要があります。
複合機のリース期間は「5年~6年」が一般的。
つまり、この期間は販売店と付き合いを保っていく必要があるので、安い中でも信頼できる業者を選ぶのが大切です。
では、複合機のリース契約の見積もりで、どの部分をチェックすればよいのか?
基本的に見るべきポイントは、
- リース契約の内容
- 保守契約(カウンター保守)の料金および保守サービス内容
と、大きくこの2つのポイントだけは忘れずにチェックする必要があります。
リース契約の内容
リース契約で提出してもらう見積もりの、
- リース料金
- リース期間
- オプション
と、当たり前の内容はチェックを忘れずに行いましょう。
複合機のリース契約のリース期間は「5年~6年」が一般的ですが、リース料率を確認して、適正な月額リース料金なのかチェックします。
同サイトでもご紹介していますが、複合機はリース期間年数によって以下のようにリース料率が異なります。
3年リース契約:3.1~3.2%
4年リース契約:2.5~2.6%
5年リース契約:1.9~2.0%
6年リース契約:1.6~1.7%
7年リース契約:1.3~1.4%
単純に、100万円の複合機を5年リースで契約するとき。
5年リースで契約した場合、料率1.9~2.0%なの2.0%で計算すると、1ヶ月のリース料金:100万円×0.02=2万円となるわけです。
また、5年リースで申し込んだのに、稀に6年になっていたというミスもあるので、説明を受けてリース契約の内容確認はしっかり行いましょう。
保守契約(カウンター保守)の料金および保守サービス内容
複合機の契約には、リース契約とは別に「保守契約」を合わせて契約するのが一般的。
保守契約には、カウンター保守、トナーキット保守、スポット保守の3種類が利用できます。
中でも最もポピュラーなのが「カウンター保守」。
法人で利用される業務用複合機では、8割以上の事業者が「カウンター保守契約」を結んでいるほどポピュラーな保守契約システムです。
その仕組みは、モノクロ/カラーそれぞれ1枚あたりの単価を設定して、月間の印刷枚数によってカウンター料金を支払う形の保守契約です。
残りの2つの保守契約は、
- トナーキット保守:トナーキットを購入して無くなるまで保守サービスが受けられる
- スポット保守:何かしら故障や不具合が発生したとき、その都度実費精で修理を依頼する
と、その都度依頼する形の保守契約ということで、一般的に「カウンター保守」が利用されます。
そこで、複合機の見積もりには、モノクロ/カラーそれぞれ1枚あたりの単価と、受けられる保守サービスが明記されているので、特に保守サービスの内容の確認は必要。
カウンター料金を支払うことで、一般的に以下のように保守サービスが無償で受けられます。
- 定期メンテナンス
- 修理費
- 交換部品代
- トナー代金
- 作業員の人件費
2.まとめ
オフィスで何か製品を購入したり、サービスを利用したりするとき見積もりを貰うのはビジネスの基本。
それは、複合機を導入するとき同じ。一般的にリース契約で導入されますが、まずは見積もりを提出してもらい、
- リース契約のリース期間やリース料の内容確認
- 保守契約(カウンター保守)の料金および保守サービス内容
と、基本的なポイントだけはしっかり確認して、おかしな部分があれば納得できるまで説明してもらいましよう。