新品の複合機を導入しようとしたとき、安いタイプでも1台100万円程度と高額。
そのため、余程の理由がない限り、「リース契約」を結びます。リース契約は基本的に「新品」に限り、中古複合機は購入(買取り)のみです。
そこで、新品複合機をリース契約で導入する場合、リース料金の相場はどれくらいなのか?
初めて複合機を導入するオフィスでは、相場と言われても検討がつきませんよね。
ということで、今回は新品複合機のリース料金の相場について簡単に解説いたします。
目次
1.複合機のリース料金の仕組みと相場
オフィスでは、様々な事務機器を利用しますが、複合機の価格はおそらく1番高額ではないでしょうか。
そのため、中古複合機を安く購入する以外は、リース契約で導入されています。
複合機のリース料金の仕組み
実際にリース契約を結んで導入すれば、もちろん毎月リース料金の支払いが発生します。
その際、複合機本体のリース契約とは別に「保守契約」を結ぶ必要があり、一般的な複合機のランニングコストは「リース料金+保守料金」として考えておく必要があります。
保守契約とは、複合機を購入したあとの故障を未然に防ぐためのメ定期ンテナンスや、万一故障が発生したときに修理してくれるサービス。
複合機の購入契約と合わせて、保守契約を締結するのは一般的であり、この契約さえ結んでいれば、定期メンテナンス、トラブル発生時の修理、トナーなどの消耗品交換、といったサービスが無償で受けられるのです。
保守契約には、「スポット保守」、「トナーキット保守」といった、その都度依頼するタイプの保守契約はありますが、最もポピュラーな保守契約は「カウンター保守」。
カウンター保守の特徴と1枚単価
カウンター保守とは、まず販売店とモノクロ◯円、カラー◯円というように単価を設定します。
そして、複合機に内蔵されたカウンターが、モノクロ、カラーそれぞれの枚数をカウントし、使用枚数と設定した1枚単価によってカウンター料金が請求される保守契約です。
そこで、カウンター保守の料金相場は?となりますが、1枚単価は業者によって異なるので見積もりを出してもらう必要があります。
ただし、一般的にカウンター保守の1枚単価相場は、
モノクロ:2円~3円/1枚
カラー:15円~25円/1枚
と、この程度が目安です。
以上のように、複合機のリース料金には保守料金も合わせて見積もりを出してもらうようにしましょう。
複合機のリース料金相場は?
複合機のリース契約の仕組みは、「リース料金+保守料金」が毎月のランニングコストとして必要。
保守料金については、1枚単価や毎月のコピー・印刷枚数によって異なるため、月間の料金相場の算出は困難です。
そこで、複合機の本体の利用料金は?
となりますが、こちらも複合機の性能によって本体価格が異なるため、相場の算出は難しいといえます。
そもそも複合機の価格は、連続複写速度で変わります。
連続複写速度とは、一般的なA4用紙を1分間に印刷する枚数を表し、複写速度が早ければ本体価格は高く、逆に遅ければ本体価格は安くなります。
一般的な複写速度25枚/分程度の性能の複合機で定価120~150万円程度。
また、複合機のリース契約の多くは5年~6年。
複写速度25枚/分の複合機で定価120~150万円とすれば、リース料金の相場は10,000円~20,000円が目安です。
参考程度に複写速度とリース料金の目安は以下の通り。
複写速度15枚/分程度:4,000円~8,000円
複写速度20枚/分程度:6,000円~12,000円
複写速度30枚/分程度:12,000円~22,000円
というように、あまり参考にならないリース料金の目安はありますが、まずは見積もりを出してもらい納得できるように説明してもらいましょう。
2.まとめ
新品の複合機を導入しようとしたとき、本体価格は安いタイプでも100万円前後と高額なため、余程の理由がない限りはリース契約で導入されます。
そのリース契約は、「リース料金+保守料金」が毎月のランニングコストとなり、どちらも購入する機種や販売店によって料金は異なるので、見積もりを出してもらわないと明確な数字は分かりません。
ただし、ご紹介した通りある程度の相場の目安はあるので、あまりにもかけ離れた金額の提示があったときは、納得できるまで明確な理由を説明してもらいましょう。
今では、いわゆる悪徳業者は減っているものの、複合機の導入で失敗しないようにしたいですね。